昨日は、子どもの人権を中心に取り組む、超党派ママパパ議連(野田聖子会長)で、精神医療の問題と私が取り組んでいる精神保健福祉法違憲訴訟についてプレゼンさせていただく機会をいただき、お話してきました。
日本の精神病床のみで世界の5分の1を占めるといったファクトから、精神保健指定医の「独裁化」を可能とする法制度の建付けの問題性と、これを改善するLRA(より権利制限的でない代替的な手段)の存在=具体的な解決策についてお話しました。
また、グローバル立憲主義の観点と、韓国では同制度が2016年に違憲判決を受け廃止されていること、近時最高裁ですらやや国際的動向を意識してますよって話からの「この問題はそもそも司法だけが引き受ける問題ではなく、ローメイカーである先生方が一次的に動いていただかなくてはならない問題のはずだ」
「知らず知らずのうちに誰かの生に社会が蓋をする蓋の上に足を置いてしまっていることがある。けれど、もう気づいたならばその足どけて蓋あけませんか」と熱っぽく話しちゃったよね☆
そして、精神医療の人権からの改善を阻んできた日本精神科病院協会(日精協)についてもご紹介しました。日精協は1949年の設立趣意書で精神科病院を「常に平和と文化(と)の妨害者である精神障害者に対する文化的施設の一環」と表現する、日本の精神病床の85%を保有する業界団体です。
「精神科医療は社会の保安・治安も担っている」と公言してはばからない山崎學会長の香ばしすぎる放言集もご紹介しました。
野田聖子さんからはレスポンス冒頭「こんな問題が現実に起きていることを深くしらなかったことについて謝りたい、ごめんなさい」と切り出されて、その後のお話でもとても刺さったようで、忙殺の中準備した甲斐があったな。そして、「知らなかった、ごめんなさい」って率直にいえることってあたりまえだけど大事だなと、個人的にはとてもグッときました自分もそうありたいと。
本件については、その後野田さんの一声で、省庁☞大臣を巻き込んだ動きになりそうなので乞うご期待。ゴソゴソやります。
それにしても、この問題を追っていたとかいってぐちゃぐちゃ言い訳めいたことを話してくる某大手記者とか、それでもマウンティングしたくてしょうがない態度の某大手記者とか、あんたらのゲームはそこでやっててくれたらいいけど、俺、そこにいないんで★
その一方で、この議連での機会を作ってくださった国民民主党の伊藤たかえ議員の行動力とねじ込み力には感嘆しました。伊藤さんありがとうございました<(_ _)>